私的iPad2の使い方

2011年5月28日土曜日

買ったはいいけど、どういう場面で使うかなーと思っていたiPad2なんですが、1週間使ってみて、意外と使えるなと思う場面がいくつかありました。特に使えると思ったのが、PDFリーダー。大学はいろいろな電子ジャーナルを契約していて、論文なんかも読めるようになっているんですが、それらの電子ジャーナルは大抵PDFフォーマットなんです。ダウンロードして通常は紙に印刷して持ち歩くものですが、それをDropboxに保存して、iPhoneでも使っていたGoodReader(iPad専用のGoodReader HD)を使って読むというのが思った以上に便利でした。PDFファイルに読みながらメモや付箋も付けられるし、マーカーも入れられます。そしてiPadにはカナダに行くときに買った英語辞書が入ってるので、単語を検索することもできます。また、いま仕事の関係で読まなくちゃならない書類がいろいろあるんですが、個人情報とか全く関係ないwordファイルはPDF化して、これまたDropboxに入れてしまえば、持ち歩きにも便利です。自炊が流行るわけです。

朝日新聞も7月末まで無料(購買義務なし、期間内は自由にキャンセル可)ということで契約してみました。私のiPad2は3Gはついてないし、移動時は半分地下鉄なので、あらかじめダウンロードしなくてはならないのが面倒ではありますが、ダウンロードすればネットワーク環境が無い場所でもOKです。朝日新聞のiPad版は紙面をそのままデジタル化したものではなく、iPad用にレイアウトし直されています。紙面そのままデジタル化した産経新聞と比べると、最初は違和感がありましたが、拡大したり縮小したりすることなく記事を読むことができるので、これはこれで悪くないと思っています。

電子ブックを1冊買ってみました。hontoで売られていた伊坂幸太郎の『クリスマスを探偵と』です。ただ、購入した本はいつでもダウンロードできるわけではなく、ダウンロード期間が設定されています。それを過ぎてしまうと、例えば端末を換えたときに再ダウンロードできなくなるみたいです(よく分からないんですけど、そういうことですよね?)。しかもMacに対応したリーダーがありません。このままでは価格が紙と大して変わらない電子ブックを買う気にはなれません。

その点優れてるのがebookJapan。読める端末は1つですが、トランクルームを介してアップロード・ダウンロードが可能なので、1度買ってしまえば、他の端末で読むことができます。大昔に買った『虹色のトロツキー』をちゃんとMacからアップロードし、iPadを端末登録してダウンロードできました。アカウントを設定するなら、最低でもこの形を取って欲しいと思います。

今期待してるのは6/1にアプリが公開される紀伊国屋です。電子ブックのプラットフォームはヴァーチャルの書店ともいえるので、リアルの書店と同様に電子ブックを売ってもらえるとありがたいです。あとはiBooksですよね。音楽と同様、iTunesを介してやりとりできれば、完璧です。端末の交換のときの心配もほぼゼロですし。そしてAmazonジャパンがんばれ。Kindle for iPadにも期待してますよ。

最終的には、図書館での貸出方法も考えて欲しいです。ある程度時間が経った書籍は、借りた本のデジタルデータをダウンロードできたりとか(貸出期限が過ぎたら消える)すれば、端末を持っていない人は紙をそのまま使い、持ち歩くのが面倒だからデジタルで持ち運びたい人はデジタルにできるから便利になるのではないでしょうか。TRCあたり、図書館サービスの一環としてそういうシステムつくってくれないかなあ。図書館にとっては、電子に期待しているスペース問題の解決策にはならないけれど。

初代iPadを触ったとき、ちょっと重いなと思ったんですよね。iPad2は軽くなったのもありますが、薄いのがありがたいです。私が持っていても重さをあまり感じないし、この薄いのでかばんにも入れやすいです。5万出して買う端末かと言われるとどうかと思いますが、普段ノートパソコン持ち歩いている方は、使い方によってはiPadで十分な人も多いかも。特にクラウド+iPadという組み合わせは書類を持ち歩いている方にとっては最強だと思います。




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