ノートが必要になって

2010年6月26日土曜日 0 コメント
iPadとかiPhone4とかで騒がしいApple界隈ですが、そんな中、私は事情があって、MacBook proを買ってしまいました。ハードウェアと同時購入なら3000円になるiWorksも初めてつけてみました。




今回はあえて移行アシスタントを使わず、必要なソフトウェアをダウンロードしていってるのですが、改めて私はほとんどの作業を無料のサービスに依存してるんだなと思いました。

とりあえずダウンロードしたのは以下。

Google IME
Picasa for Mac
Skitch for Mac
Echofon for Mac
Evernote for Mac
Dropbox for Mac
BathyScaphe
Skype

その後、必要なソフトウェアの設定をしていったのですが、iCalのGoogle Calendarとの同期がものすごく簡単になっていることに今気づきました。おそらくSnow Leopardになったときに変更になったのでしょう。もっと大々的に宣伝したらいいのに。前は、2つ目以降のカレンダーを同期するには、ちょっと面倒くさい設定が必要でしたが、環境設定で、アカウントを選択、アカウントの種類をGoogleにして設定。設定画面で委任タブを開き、他のカレンダーにチェックをいれればOK。Google Calendarを使ってる方でMacの人は是非。

うーん、これだけあればもう大体平気かなーという感じ。SafariのブックマークとアドレスブックはiMacから移行。ほぼ使える環境になりました。

最初のiMacを買ったのが4年前。2台目に買い換えて、今では無線LANのアクセスポイントはAirMac Extreme、ケータイはiPhoneで、さらにiPodはShuffle、iPod Classic、iPod touch、iPod nanoと乗り換えて4台、そしてこのMacBook Proと、イタいApple信者のようになってます。今回ノートが必要になってどれにしようと思いましたが、Windows機を買う気は全くなかったんですよね。Macの中では安いMacBookと迷ったのですが、アルミ削り出しの美しさに惹かれ、Proを買ってしまいました。実際机に載せてみると綺麗でとても気に入ってます。一度取り込まれてしまうと、なかなか抜け出せないのがAppleの怖いところなのかもしれません。

地味に嬉しいのはメールアプリの更新[iPhone4]

2010年6月11日金曜日 0 コメント
iPhone4が発表されて、実際に買うための情報も徐々に流れてきました。3Gも3GSも持ってるけど、4も欲しい強者たちが、3つの割賦を認めてくれと、孫さんに直訴して「やりましょう」とか言われてます。私は今のiPhone 3GSで十分満足してたし、16ヶ月も月月割が残っている(本体は最初に一括払いしたので割賦は関係ない)ので、それが終わるまではじっと我慢の予定ですが、特にカメラの向上は羨ましいです。

というのも、自転車で遠くに行くようになったら、一眼の重さがきついんですよね。もちろん写真を撮ることを目的に行く時は、たとえ100キロの道のりであっても一眼を背負っていくのですが、そうじゃなくて走るのが目的という場合は、コンデジが羨ましかったのです。3GSのカメラは、メモには十分でも、景色を撮るとなるとやや物足りなく、もう少しどうにかならないかなあと思っていたところに、この写真の撮れるカメラですからね。

でもiOS4は3GSにもインストールできる模様。中でも地味に嬉しいのはメールアプリの更新です。私は普段Gmail一本で、ほぼすべてのアカウントをGmailに取り込んでるんですが、問題がMMSなのです。誰にも教えてないので、めったに使わないのに、本当にたまーにだけお知らせメール的なものが来ていて、それに何日も気づかないことがしばしば。同じメールボックスで見られるなら、そういうことも無くなりそうです。

ただ、以前iPod touchでOSをバージョンアップしたら、ハードが圧倒的に足りないのか、かなり動きが遅くなってしまったことが思い出されます。今回は大丈夫かなー。

eBookの漫画を読んで、少しだけiPadが魅力的に思えた

2010年3月17日水曜日 0 コメント
『虹色のトロツキー』が面白いらしいと聞き、図書館で探そうと思ったのですが、案外漫画って図書館でちゃんと検索できなかったりするんですよね。買おうかどうしようか迷っているときに見つけたのが、eBook Japan。リーダーソフトはMacでも使えるし、iPhone用のアプリも配布されています。こっちのほうが安いし、iPhoneで読めるなら持ち歩きも便利かなーと思って、ダウンロード購入してみました。

私はAmazonプライムに登録しているので、常にお急ぎ便で買い、Amazonに在庫さえあれば実際に最大でも1日あれば届くのですが、それでも1日かかるわけです。ダウンロードの場合はその場で購入できて、ダウンロードして、読み始められる。例えば、行きで読み終わってしまって、帰りの本がないなんてときも、その場で購入して読めるわけです。やっぱり電子ブック便利だなあと改めて思います。iPhoneさえあればいいので、重い本を何冊も持ち歩く必要もありません。

一方で、漫画をiPhoneで読むのはやや辛い。画面が小さいので、見開き状態では文字が読めないのです。だから1ページごとを少し拡大して読む感じで、Macで読むよりも時間がかかりました。目も疲れますし。なるほど、もっとずっと電子ブックや電子ジャーナルが一般的になっているアメリカなら、もっと見やすいリーダーをということで、iPadという選択肢が出てくるのも頷けるなあと、初めて思いました。

ただ、電子ブック自体の使い勝手という意味ではまだまだという気もします。大学では普通に電子ブックや電子ジャーナルが入っていますが、1論文が1PDFになっている電子ジャーナルはともかく、電子ブックのほうは著作権管理がうるさくて、専用リーダーが必須ですし、iPhoneのアプリなんてありません。iPhoneはウェブブラウザも入っているので、見ることはできますが、やっぱり専用リーダーの使い勝手の良さにはかなわない部分もあります。

eBook JapanのもiPhone用アプリはあるものの、iPhoneを使うには、トランクというウェブサービスを使う必要があり、そのトランクを介してiPhoneにダウンロードするか、それともMacにダウンロードするかする必要があります。iPhoneに入っているものは、Macにはダウンロードできないし、Macにダウンロードしているときは、iPhoneでは読めない。トランクに再アップロードすれば、別のデバイスにダウンロードできますけれども、読むのはいずれにせよ私なのに、あまり使い勝手が良いとは言えません。それに紙の本なら、1冊買えば相方にも貸せますが、このサービスには「貸し借り」なんていう機能は存在しません。3アカウントまでは貸し借り可とか、もう少し性善説的にしてくれても良いような気がします。

今、造り付けの本棚で壁を覆う計画を考えているのですが、書架を本で埋めるのは、本好きとしては確かに夢です。でも、狭い家なんかには入りきらないほど読みたい本も沢山あるので、家の床が抜けない程度に図書館で借りるとするならば、その分が電子ブックをコンテンツ買いという形でも変わらないかなあとちょっと思いました。いよいよiPadが4/3に発売(日本ではもう少し先かな)されますが、電子ブックも、もっと良い方向に広がると良いんですけどね。

iPadにみるSF的世界

2010年1月28日木曜日 0 コメント
iPadというiPodのお化けが出ました。ずいぶん前、Appleはタブレット端末で大失敗していますが、でもようやく時代が追いついてきて、大きな画面で見られる新聞や本、映像といったコンテンツも多くなってきました(日本はまだまだですけどね)。iPhoneやiPod touchというタッチ式のモバイル端末も市民権を得て、次は「もっと大画面を」という方向になったのかもしれません。「持ち歩くものは、極限まで小さく」がモットーの日本人にしてみると、このあたりの国民性の違いが面白いです。

朝Twitterでもつぶやきましたが、ビデオを見たときは、この端末はモバイルノートと同じような使い方を想定しているんだと思っていました。でも自分が使うところを想像すると、あの大きさではキーボード打ちにくいですよね。映像を見てもかなり無理してる印象。膝を曲げて立てたうえで、両手を使うとすると、一体どこで使うことが出来るのでしょうか。家のソファで使うなら、何もタブレット端末である必要があるのかどうか。それに電車の中で膝の上に置いてメール打ったり、ネット見たりしてたら、周りにまるみえになるのが嫌だなーと思いました。もちろんiPhoneのように両手で持って打つことなんてできないですもんね。TとかYとか打ちにくそう。

「どこで誰が使うのかいまいち見えないよねー」と旦那と話していたところ、「居酒屋とかのメニューの表示に使うとか?」という案が出たので、ちょっとなるほどと思ったのです。考えてみると、A4サイズくらいの板状のものは世の中にはたくさんあります。その板(紙)にWiFi機能がついていて、あらゆるメディアのスクリーンとして使えるという部分に注目すると、いろいろとサービスが見えてきます。メニューもそうですし(メニューをクリックすると、写真が出たり、今日のお勧めが聞けたりとか?既にタッチパネルのオーダーシステムがあるけど、ハードウェアが1台5万しかしなくて、それを移動できるなんて夢のよう?)、会議の配布資料もiPadに送信して、紙を節約したりとか(散々書き込んだ後は、メールで自分に送信!)、スタンドを使ってレシピを表示させておくのなんかもよさそう。iPhoneやiPod touchでは、さすがにレシピを読むのはつらかったんですよね。国際線や長距離の新幹線なんかは、このままiPadを前の座席の背に埋め込めば(360度回転させられないとダメか)、メールもネットもビデオも新聞も見られる端末をサービスの一環として提供できます。実際はセキュリティやプライバシーの問題でいろいろと超えるべき関門はあるとは思いますが、昔SFで見たような世界が実現できるようなワクワク感があります。

iPadを、個人ユースのiPodが大きくなったもの、あるいはモバイルノートの代替として見てしまうと、はっきり言ってダメな部類の進化でしょう。大きすぎて持ちにくいし、メールを読むのに向いてないし、キーボード打ちにくそうだし。実機を見たらそうでもないのかなあ。でも、10インチの大きさを持ち、通信機能を搭載し、好きにソフトウェアを入れ替えられるタッチスクリーンデバイスとして考えると、未来的なガジェットの一号機とも言え、Appleらしいパイオニア精神が見えるような気がします。